製茶までの流れ
【お茶の栽培】
お茶生産農家により徹底した管理の下、お茶の栽培が行われます。お茶の摘み取り作業だけでなく一年を通して新芽や枝が痩せないように剪枝をしたり、土壌改良や霜害対策など休む間もなく作業が続きます。玉露の場合はさらに藁などでお茶畑全体を覆い収穫には手摘みで行うなど大変な労力と技術が必要となるために希少価値が高いお茶となります。
川口金水園がある八女市黒木町は町のほとんどが山間部で深い渓谷を矢部川、笠原川、田代川などが流れています。果物、タケノコなどの農作物の栽培が盛んで、その中でもお茶の栽培は全国的にも有名です
八女茶は1423年中国の明から帰国した僧侶周端が黒木町笠原(かさわら)で霊巌寺を建立し、茶の栽培を伝えたのが始まりとされています。当店が使用するお茶の多くは、笠原産のお茶で伝承の自然栽培技術で育てたこだわりのお茶を使用。笠原のお茶畑は、標高四百メートル、年間平均気温十五度の地にあり日中の寒暖差が大きいことや笠原川の清らかな水と肥沃な土地は品質の高いお茶を生み出します
当店ではお客様へ良質なお茶を直接お届けできるように、厳選された茶葉を「八女茶手もみ技術保持者」に認定された数少ない匠が昔ながらの製法で、その日の気温や湿度、茶葉の状態と向き合い心を込めて仕上げお客様へお届けいたします。大きな店構えや大工場を併設しているわけではありませんが、お客様ひとりひとりに満足いただけるようなお店を目指してこれからも精進してまいります。
お茶生産農家により徹底した管理の下、お茶の栽培が行われます。お茶の摘み取り作業だけでなく一年を通して新芽や枝が痩せないように剪枝をしたり、土壌改良や霜害対策など休む間もなく作業が続きます。玉露の場合はさらに藁などでお茶畑全体を覆い収穫には手摘みで行うなど大変な労力と技術が必要となるために希少価値が高いお茶となります。
摘み取られたお茶の葉は品質が低下しないように、すぐに近くの荒茶工場へと運ばれ蒸気で蒸し、〈蒸し〉→〈冷却〉→〈粗揉〉→〈揉捻〉→〈中揉〉→〈精揉〉→〈乾燥〉と「揉み」「乾燥」を繰り返し棒状に整えて一次加工の「荒茶」へ加工して行きます。
川口金水園裏の仕上げ工場で、荒茶から茶葉の大きさを整え、粉茶や茎茶などを選別し細心の注意を払いながら火入れ、検品をして仕上げる。最後に様々な茶葉の特徴を見極め商品に合ったブレンドを行い(合組)包装して初めて商品となります。